たかが見た目されど見た目 グラフィックデザインが広告に与える影響

企業が広告を出稿し、企業イメージそのものや商品、サービスを世に広めたいときに重要となってくるものは数多くあります。広告代理店選びから始まり、どういった形態でどのような場所に広告を出すか、どのようなキャンペーンをうつか、話題性のために何かイベントを開催するか等々。しかし、いずれの場合であっても商品訴求力を高めるためには視覚情報に力を入れることが重要になってきます。すなわち広告におけるグラフィックデザインです。

 

グラフィックデザインは視覚

本来、消費者が100%理性と論理のみで動いていれば見た目などはほとんど問題にならず、商品やサービスの必要性や品質、コストパフォーマンスを冷静に見極められてしまうでしょう。しかしもちろんそんな機械のようなことはなく、消費者は皆人間です。なおかつ仕事や趣味の時間以外のほとんどは集中していない「気の抜けた」状態ですから、そんなときにぼーっと見ていても心にスッと入ってくるデザインが出来るか否かというのは商品訴求力に直結することになります。

広告デザインに絶対はない

広告のグラフィックデザインにおいて「絶対の正解」を出すことはデザインというものの性質上とても困難ではありますが、NGなデザインというものは存在します。たとえば、ある人種や信条などを揶揄するような人を不快にさせるもの、あるいは特定の社会・宗教・政治へのメッセージなどは内容の是非に関わらず「アクの強い」ものは百害あって一利なしでしょう。

また、デザイナーが陥りがちなことですが「自分のクリエイティビティを優先しすぎて商品が陰に隠れてしまっている」「メッセ―ジを詰め込み過ぎて主題がどれかわからず、ぼやけてしまう」こういった広告デザインにも注意が必要です。ほとんどの人間は広告を非常に小さな注意力でしか見てくれない、それを念頭においたキャッチ―で簡潔な広告デザインが失敗しないデザインと言えます。そのうえで注意深く見た人をうならせるメッセージ性などが含まれていれば、より素晴らしい広告デザインとなるのです。